交通事故のむちうち症などの段階的な対処法

むちうち症を軽く見てはいけません!
交通事故に遭った時、事故の処理、警察や相手への対応・・・
やることがたくさんで
自分の怪我については目に見えている怪我以外は
「大したことはない」と放置してしまって、
後々に悪化してしまい辛い思いをしてらっしゃる患者さんをよくみます。

そこで、
交通事故に遭った時の
3つの段階的な対処法を書きたいと思います。

①緊急的な対処
事故などによって重度と考えられる受傷であった場合、手足が動かせない、あるいは手が痺れる、
首が痛くて動かせない、触れた感じが鈍い、などといった症状が認められます。
その場合は「受傷者を動かさず安静に」して、
とにかくすぐに救急車を手配することが最も急がれる対処です。

また、軽度と考えられる場合であっても極力安静にして医療機関を受診することは必須です。
損傷の程度によって当然治療法は変わりますが、頸椎カラーなどの装着が一般的です。

むちうち症の場合、この対処をいかに早くしたかによって
完治への期間が大幅に変わってくることを忘れてはいけません。

②患部を冷やす
受傷後の対処として最も大切なことは「安静にすること」ですが、
その後は患部を「冷やす」ことが重要になります。
頸部などが損傷を受けると患部は炎症を起こして熱を持ちます。
したがって、その炎症を抑えるために患部をいち早く冷やす必要があるのです。
但し、その場合シップではなく、氷や保冷剤を使うようにして下さい。
シップ薬には炎症を抑える成分は 入っていますが、患部を冷やしているわけではありません。

※すぐに医療機関や整骨院、接骨院にかかられていらっしゃる場合は医院の指示にしたがってください。

③一定の時間経過後の対処
状況によって差はありますが、受傷後3週間程度経過すると
交通事故当初の痛みは落ち着いてくるといわれています。
この時期になると、残存する痛みの緩和、運動制限によって硬化した周囲の筋肉の緊張を除去する対処が必要となります。
医院の指示に従って、首や肩を中心に適切なストレッチなど行います。
これによって疼痛の軽減のほか、自律神経障害を予防する効果も見込まれています。
受傷したのは頸部であったとしても衝撃は体全体であり、
また、受傷後患部を無意識に庇ってしまうことで患部以外の筋肉や靱帯などに大きな負担がかかっていることも考えられます。
その関係で骨格そのものに歪みが生じるケースもあるので、全身のバランスを見ながら対処していくことが重要です。

交通事故治療、むちうち治療のご相談は
優接骨院までお気軽にご相談ください。

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