前回は、「なぜ春は眠くなるのか?」と「運転中に眠くなりやすいタイプ」についてお話しました。
春になると、ポカポカしてきて眠くなることが多いですね。
休日に家で眠くなっても何も問題はないのですが、運転中に眠くなってしまったら大変!
大事故を引き起こしてしまうかもしれません。
今回は、『運転中に眠くなってしまった時の睡魔対処法』についてお話しますね。
①仮眠
運転中に眠くなったときの一番の対処法は、なんといっても”仮眠”です。
といっても、適当に仮眠をすればいいわけではありません。
仮眠にも『理想的な仮眠』というのがあるです。
仮眠のポイントは、
・若い人なら10~20分
・50代以上で30分
程がいいそうです。
また、仮眠をする時は、シートは完全に倒してフルフラットにするのではなく
30度くらいの角度にすると良いそうですよ。
人は、90分サイクルで浅い眠りと深い眠り(レム睡眠・ノンレム睡眠)を繰り返します。
深い眠りのときに起きると、眠気がなかなかとれず、またすぐに眠くなってしまうんです。
なので、10分~20分程度、もしくは、90分サイクルの浅い眠りのときに起きると、眠気がスッキリ取れるんですよ。
②ストレッチなどで体をリラックス
眠気を感じたら、安全な場所や(高速道路なら)SAなどに車を止めて、体を動かしましょう。
体を動かすことで血流がよくなり、脳への血流も増えて目が覚めるんです。
ストレッチの方法は、
・膝をのばす
・足を広げ、腰を落として股関節をのばす
など、『運転姿勢と逆の方向に腕や足をのばす』といいですよ。
ただ、高速道路など、次のSAまで距離があるときに眠くなってしまうこともあります。
そのような時は、運転しながらできる運動を行ってみてください。
その方法は、
・ハンドルをギュッと握りしめたり、ゆるめたりする
・へその下の下腹部にグッと力を入れる
などです。
運転中にもし睡魔がきたら、ぜひやってみてくださいね!
③会話やコーヒー、甘いものなどで眠気をやわらげよう
仮眠や運動以外にも、居眠り運転対策はたくさんあります。
まずは、ガムを噛んだり、歌を歌うなど、リズムのある運動をすることです。
さらに、同乗者と楽しくお話をするのも、眠気防止に最適です。
人と話をするのは、「社会的覚醒ファクター」といわれるほど、眠気覚ましには効果的なんですよ。
また、基本中の基本ですが、カフェインも眠気覚ましに効果的です。
ただし、カフェインは、(コーヒーなどを)飲んでから効果が出るまでに15分~30分ほどかかります。
なので、眠くなる前に飲んでおくことがポイントなんですよ。
ちなみに、ホットコーヒーは20~30分後くらいに効くそうですが、アイスコーヒーは効くまでに1時間くらいかかるそうです。
さらに、意外ですが、甘いものも眠気覚ましには効果があるんです。
甘いものを食べると、脳の栄養素であるブドウ糖が脳を活性化させ、眠気を防止してくれるようです。
眠気が起きた時ように飴玉などを所持しておくこともおすすめです。
運転中の睡魔はとても危険です。自分に合った眠気対処法で眠気を防止し、安全な運転を心掛けてくださいね。