いよいよゴールデンウィークが目前に迫ってきました。
この大型連休を利用して、家族や友人と旅行や行楽に出掛ける計画を立てている人も多いことでしょう。
ただし、例年この時期は、観光地をはじめ様々な地域や場所で交通量が急増し、
交通事故に見舞われるリスクが高まります。
車を運転する際は、普段以上に細心の注意が必要です。
また、行楽・旅行先で「バッテリー上がり」や「タイヤのパンク」といった車のトラブルに見舞われることが多くなるのもこの時期。
万が一、車のトラブルに見舞われた際は、ロードサービスなどが心強い味方になってくれる場合があります。
ゴールデンウィーク前に車の点検・ロードサービスの加入などの確認を行いましょう
また、ゴールデンウィークで特に注意したい事故や車のトラブルについて考えてみましょう。
日本道路交通情報センターが発表した「春の観光地の道路交通情報」によると、
今年のゴールデンウィークは、高速道路の「下り線」は5月3日~4日にかけて、「上り線」は5月4日~5日にかけて、10km以上の渋滞が多く発生すると予測されています。
また、一般道路では、休日を中心に観光地へ向かう車が増加し、周辺道路で激しい渋滞が予測されています。
【特に注意したい事故ケースを確認しよう!】
観光地をはじめ、様々な地域や場所で激しい混雑が見込まれるゴールデンウィーク。
交通量が増加するこの時期は、交通事故に見舞われるリスクが高まりやすいので、注意が必要なのです。
特に注意しておきたい、見舞われがちな事故ケースとはどういうものなのでしょうか。
●渋滞に伴う交差点付近での事故
交通量が増加すると、車対車の衝突事故リスクが高まることが懸念されます。
特に、信号待ちなどで渋滞が起こりがちな交差点付近では、前後の車との接触・追突事故に要注意です。
●運転に不慣れなドライバーとの事故
普段はあまり車を運転しない人が、旅行や行楽で、車のハンドルを握るというケースが増えるのがこの時期。
運転に不慣れなドライバーとの事故リスクには注意が必要です。
●高速道路での渋滞に絡む事故
高速道路での運転で特に気をつけたいのが、渋滞に絡む事故です
。渋滞につかまりノロノロと運転している際、つい同乗者との会話に夢中になってしまい、
前方を走る車に追突してしまうという事故も起こりやすいものです。
●トンネル付近での事故
トンネルに入る際やトンネルから出る際は、走行スピードを落とす車が多い傾向にあります。
そのため、出入り口付近では、前方・後方車両との追突事故が発生するリスクが懸念されます。
適切な車間距離をとり、走行スピードを一定に保つように心掛けるようにしてください。
●サービスエリア出入り口付近の事故
長時間の運転で疲れたときなどに立ち寄りたいのが高速道路のサービスエリア。
サービスエリアに進入する際は、スピードをしっかりと落とす、出口から走行車線に合流する際は、
急な割り込みをしないといったことを心掛けるようにしましょう。
【車のトラブルも多発。車の点検・ロードサービスの確認をしましょう】
ゴールデンウィーク期間中は、交通事故リスクが高まるだけでなく、
車のトラブルも多発する傾向があります。
JAFが発表した「ゴールデンウィークのロードサービス救援依頼内容(四輪・二輪)」によると、
過去ゴールデンウィーク期間中の1週間の間にロードサービス救援件数は、一般道路、高速道路あわせて平均5万5千件にも上っています。
特に一般道路では、過放電バッテリー、いわゆる「バッテリー上がり」が圧倒的に多いようです。
また、高速道路、一般道路ともに「タイヤのパンク」も多発しています。
車を運転する際は、バッテリーの点検、タイヤの空気圧などを、事前にしっかりとチェックしておくことが重要です。
なお、車のトラブルに見舞われた際に、心強い味方になってくれるのが自動車保険会社のロードサービス。
多くの保険会社は、自動車保険契約者に対してロードサービスを提供しています。
サービス内容や料金発生の有無などは保険会社によって異なりますが、
おおむね代表的な車のトラブルに対応してもらえるケースが多いようです。
「自動車保険会社のロードサービスを知らなかった」という人や、
「サービス自体は知っていたけれど、利用したことがない」という人は多いかもしれません。
しかし、万が一のトラブル発生時には大変頼りになるものです。
車で旅行・行楽に出掛ける際は、事前に保険会社のロードサービスの内容を確認し、
いざという時の連絡先や連絡方法などをしっかりと確認しておくといいでしょう。