ながら運転”で懲役刑も!「改正道路交通法」③

いよいよ明日より!道路交通法改正

2016年にポケモンGOをしながら運転していた車の起こした交通事故によって幼い子供の命が奪われるという事件がおきました。
以降全国では40件を超える「ながら運転」の交通事故で尊い命が奪われているという悲しい現実もあります。

そこで「ながら運転」の罰則を強化する声があがり、今回の改定に至ったという経過がございます。
そもそも、今回の改定では、罰則の強化を行うものであり「ながら運転」は以前より道路交通法違反になります

ながら運転とは、“運転以外の行為”により”運転に集中できなくなること“です。
大まかにいう下記のような内容で「ながら運転」とみなされます。

通話
これは、携帯電話で”通話”をすることです。
携帯電話を片手に通話しているドライバーをよく見かけます。

これは”ながら運転”でもありますが、”違反”でもあるので警察に見つかれば即止められますのでご注意下さい。
通信
運転中に、携帯電話やタブレット、パソコンなどで”通信”をすることです。
通信とは”メールやLINE”など、送受信を行ったりSNSやゲームをすることです。

運転中にスマホが鳴るとつい気になってしまいますが、ぐっと堪えて運転に集中して下さい。
操作
運転中に、”カーナビやエアコン”などの”操作”を行うことです。
スマホが普及する前は、この”カーナビの操作や注視”することで検挙される事例が大きな割合を占めていたそうです。
最近では、走行中に操作ができなくなるカーナビも登場しているので、少しずつではありますがナビ操作による”前方不注意の事故”は減少しているようです。
もちろんですが、テレビを注視する行為もアウトです。基準としては2秒以上注視。とあります。 
そして、エアコンについても操作することはながら運転に含まれる様です。
その日の”体調”や”外気温”などによって、温度の微調整が必要な時が多々あります。
少しでも運転から意識が離れてしまうからアウト、ということなのでしょう。

どうしても操作したい場合は、”赤信号で発進待ちの時”に行うのが良いでしょう。
飲食
運転中に飲食をすることは、ながら運転として扱われるます。
“スターバックス”や”マクドナルド”での”ドライブスルー”などを利用されている方も多いのではないでしょうか?
家に持ち帰って飲み食いする分には良いですが、運転中は”気が散ったり”、”手が塞がったり”するため事故率が高くなってしまいます。コンビニのおにぎりを購入して、フィルムをはがしていた・・・これも「ながら運転」とみなされます

とはいえ、忙しい中、移動中に食事をとる方も多いのも現状です。
コンビニなどに駐車して食事を終えてから出発・運転されることをお勧めします。
喫煙
運転中に、”タバコ”や”電子タバコ”を吸うことです。
片手が塞がるため、ながら運転に含まれます。
運転に対して”集中が切れてきたり”、”眠気に襲われた時”に喫煙しているのを周囲でよく見かけます。
喫煙することで、気分をスッキリさせて”運転効率を上げている”ようにも見えます。
しかしながらこれも「ながら運転」ということで、喫煙は停車し行うようにしましょう。
化粧
これは、運転中に”化粧”をすること
私はこれをする女性がいるとしって「すごい技術だ」と思いましたが、周囲に聞くと朝の通勤などでよく見かける光景だそうです。
しかしながら、やはり、化粧に集中して顔を注視するため、運転から気がそれているのは確かで「とても危険だな」とは感じます。
“赤信号の停車中”に軽く口紅を塗るぐらいであれば「まだ良いかな?」と思いますが、一からがっつりお化粧をされている方もいらっしゃいます。
その度、”急ブレーキ”・”前方不注意”・”急発進”に繋がっているので、「いつか事故を起こすのではないか」とひやひやですね。
よそ見
これは、運転中に”運転とは関係のない方向へ視線をやること”
確かに、運転中に観光名所などの大きな建造物や、旅行先で海が見えたときなど、視界に入るとつい見てしまいたくなりますよね。
もし自分だけでなく、周囲のドライバーも同じようにそれを見ていて運転に集中できていなかったとしたら怖いですよね・・・

さらに、”運転中の母親がチャイルドシートに座らせた子どもを気にかけるために後ろを振り向いたり”、”会話の流れで後部座席の人へ振り向く”という行為もながら運転となります。

【どこからがだめでどこからがNG?】「何秒以上??」2秒以上という基準がありますが、これも状況によって危険な運転とみなされる場合もあります。「赤信号などで停車時は良いの?」赤信号などで完全に停車している場合は対象外になりますが、これらながら運転行為により、信号を見ていなかったなどで発進がが遅れる・急発進・急加速などは危険な運転とみなされ「ながら運転」になる場合もございます。
【ながら運転をしないために】罰則が強化されたから、というわけではなく、日々交通事故を起こさないための運転を心がけるという意味でもスマホや携帯電話はドライブモード。どうしてもの場合はブルートゥースなどのイヤホンで、イヤホンのボタンを押すだけで電話に応答できるなど運転から目線を外さずに操作できるものなどもございますので、そういったものをご準備しておくことも必要だと思います。
しかしながら、通話に夢中になると、注意も散漫になります。安全なところへ停車し、通話などを行うことをお勧めします。交通事故を起こさないためにも、ドライバー各々が安全運転を意識し、努力することが必要と言えます。

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