コロナウィルス感染予防で３密を回避するため、車での買い出しやくお仕事の通勤・業務の方も増えています。
除菌アルコールが手に入りにくい状況ですが、
除菌といっても様々な方法があり、用途によっても使い分ける必要があります。
車内にアルコールをかけたから大丈夫！と思っている方も多いと思いますが
新型コロナウィルスの除菌に有効な消毒剤は、
手指：濃度70%以上の消毒用アルコール
物の表面：塩素系漂白剤（次亜塩素酸ナトリウム）
上記が有効な消毒剤となります。従って車内の消毒には、次亜塩素酸ナトリウムを成分とした塩素系漂白剤が有効となります。
※家庭用漂白剤には、塩素系と酸素系の2種類があります。新型コロナウィルスの消毒に有効なのは塩素系です。また、古くなった漂白剤は効果が低下します。
【車内用新型コロナウィルス消毒用塩素系漂白剤の希釈方法】
濃度0.05%に希釈した塩素系漂白剤を使用します。
500mlの水道水に対して、塩素系漂白剤5mlが、濃度0.05%になります。
500mlのペットボトルを使用した場合、ペットボトルのキャップ1杯分はちょうど5mlくらいになるので便利です。
※希釈に使用する水は水道水を使用してください。
水道水は塩素消毒されており人体に有害な雑菌などの混入の恐れがありません。
ミネラルウォーターは文字通りミネラル成分が入っており、塩素系漂白剤の成分となんらかの化学反応を起こす恐れがあります。
ちなみに、万一、吐しゃ物が付着した物への消毒は濃度0.1%、水500mlに対して塩素系漂白剤10ml、倍の量で希釈してください。
【塩素系漂白剤とは？代表製品】
キッチンハイターやニューブリーチなど、量販店で売っているものが多くあります。
商品ノパッケージ裏面に「塩素系」など記載がございますので、確認してください
【車内を消毒する方法や注意事項は？】
塩素系漂白剤は文字通り漂白の成分があるため、をダッシュボードやシート、ハンドルに使用すると変色する恐れがあります。
希釈濃度0.05%であれば、素材にもよりますが問題なく使用できます。
しかし塩素系漂白剤を希釈した消毒剤は霧吹きなどでスプレーするのではなく、清潔な雑巾、タオルなどを消毒剤に浸し、絞ってから丁寧に拭き上げて消毒しましょう。
ドライブだけであれば、人混みなど新型コロナウィルスに感染するリスクが高いところに行かずに済みます。
車内を消毒し、人の多いところへ行かない場合に唯一残るリスクは、同乗者との濃厚接触感染のみです。
家族や信頼できる人、マスクの着用などの予防をしながら安全で楽しいドライブをしてください。
不要不急のお出かけは避けましょう。