梅雨時期の自転車事故について

6月末より自転車で他の車両を妨害数「あおり運転」が危険行為の15番目に追加されました。

自転車は道路交通法では車道を走るのが原則となっておりますが、いまだ「車道を走るのはこわい」と歩道を走る人も多いのが現状です。

自転車事故は6分半に1件おきているそうです
なかでも交差点の出会い頭事故は自転車事故の約半数に上ると言います。
一旦停止や信号など、自転車は車両であるため、本来は車と同じ交通ルールを守らなければいけません。
しかしながら、歩道を走る、歩行者信号を渡るなどの自転車もおおく、車両や歩行者との衝突などが多数起こっています。
特に梅雨時期は、雨で路面が濡れておりブレーキなどの効きが悪くなったり、悪天候で見通しが悪くなり、人や車両に気づきにくいという点もおおく
自転車事故は多発しています。
大阪府警の発表では、この10年で自動車は、自動運転装置や自動ブレーキなどの登場により、車両の交通事故は減少傾向にありますが
自転車の事故件数は増加傾向で、自転車対歩行者の事故件数は3割ほど増加しているとのことです。
自転車は、自動車ほどの安全対策の進歩がなく、利用ハードルも低いこと、そしてアクティブな高齢者の増加で高リスクな利用者が増えたことも要因となっているようです。

私も先日、道路のセンターラインをゆっくりふらふらな運転で走行している高齢者のご夫婦を見かけました。
見通しの良い道路だったため、車との接触はありませんでしたが、見通しの悪い道なら・・・もし転んでしまって見えていなかったら・・・と思うとぞっとしました。
利用ハードルが低い自転車は免許などもなく、だれでもすぐ乗れてしまうものですが、車両であること、スピードがでること、は変わりないのです。
更に自転車は、自動車とちがい、エアバックなどの装備もなく、ボディーで守られているわけではなく生身です。
更にはバイクなどヘルメットが義務付けられていない地域も多く、万が一交通事故を起こせば衝撃をまともに受けてしまいます。

自転車の交通事故は、「自転車も車両である」と認識し意識することが重要となってきます。
運転されるご本人はもちろんのこと、ご家族やお子様、親御さんなど、自転車で出かけている方の意識を再確認し、
安全運転につとめることが交通事故を起こさない乗り方を心がけるようにしましょう。
また、地域によっては自転車保険もどんどん義務化がすすんでいます。
大阪府でも平成28年7月より「自転車保険の加入義務」が条例で出されています。
保険加入や期間なども必ず見直し安全運転を心がけましょう。

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