10~12月は交通事故で死亡する65歳以上の歩行者が多い――。
秋の全国交通安全運動(9月21~30日)を前に警察が過去5年間に起きた事故について分析したところ、
交通事故の傾向が明らかになった
特に日没の前後1時間(薄暮時間帯)に事故に遭った人が目立ったという。
ある地域では15~19年に交通事故で死亡した歩行者は6999人。
そのうち65歳以上の交通事故死亡者は5007人(72%)
その5007人を調べる10~12月の死者が1792人、1~3月(1333人)の1.34倍である。
65歳未満も10~12月の死者が多いのですが、65歳以上が他の時期との差が顕著にある結果であったそうです。
10~12月の交通事故死者の状況別では約8割もの人が「道路の横断中」
「横断歩道のない場所での横断」や「走行車両の直前直後の横断」などの法令違反が多いようです。
時間別では3割ほどが薄暮時間帯に事故に巻き込まれており、中でも、視界が悪くなる日没から1時間以内に車に交通事故に巻き込まれる人が多いとのこと。
日が短くなっていく環境の変化に、歩行者や運転者の気持ち、行動が追いつけていない可能性があり
歩行者は反射材などのついた衣服の着用や、車両運転者はライトを早めに点灯+上向き点灯(ハイビーム)の有効活用に気を付けるなど
交通事故を起こさない、合わないための対策が必要となってくる時期です。