むちうち症とは③

重度の『むちうち』の場合、
交通事故での衝撃の角度によっては、【引き抜き損傷】といって背骨に通っている脊髄神経が引き抜かれてしまう事があります。
神経損傷となりますので、軽いもので痺れ・酷くなると感覚がなくなってしまったり、体の一部が動かせなくなるという重度のものもあります。

交通事故での『むちうち』は後方からの追突によるものが9割を占めるといわれます。その為、事故発生時に頭を大きく振られ【引き抜き損傷】も発生しやすくなります。

交通事故当日~1週間までの間は、さほど症状を感じないと言う方も多くいらっしゃいます。
しかし、むちうちは首や肩への痛みだけでなく、しびれ・頭痛・吐き気・めまい・倦怠感なども引き起こしてしまいます。放っておくとそれらの症状は慢性化し治らなくなることもあります。

『むちうち』は初期の治療処置が重要で、それによりその後の後遺症残存を左右します。

少し気になるぐらいだから、「放っておいたら治るだろう」と考えないようにして交通事故に遭ったらひとまず医療機関での診断・治療を受けましょう。

むちうちは甘く見ると一生モノの怪我となってしまいます。

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