股関節は人体の中で最も大きい関節で歩行やたち座りなどの動きに関係する非常に重要な関節です。
大きな関節なので強靭な筋肉が沢山付着しているのですが、腰と同様に動作の要になるため日頃から相当な負担がかかっています。
その為、加齢により関節磨耗がひどかったり、一度痛めると体重が掛かるため治りが悪かったりしてしまいます。
主な原因としては3つ考えられます。
①外傷性
転倒などによってでん部を強打した際に発生するものもありますが、多くの場合他の関節を痛めかばった動きからくる事が多く見られます。
足首や膝、腰などを痛め、やや前傾姿勢や股関節に力を逃がすような動きをしているうちに股関節に炎症を起こしてしまう。といったものです。
②姿勢
立ち方や座り方で片足に体重をかける事が長期にわたると負担が蓄積し痛みが発生します。
猫背など背中が丸くなる場合は体が【くの字】になり股関節の後方に負担が掛かってしまいます。
③病気
変形性股関節症や関節リウマチなどが代表的です。
変形性関節症は、加齢よるものもあります。
関節リウマチは、股関節痛だけでなく手のこわばりなども代表的な症状です。