いよいよ12月1日より、道路交通法の改正が施工されます!
患者様を施術中にこの改定について話題に上がりました。
「ナビもだめなの?」
はい、だめなんです。
厳密にいうと「2秒以上の注視」は違反の対象となります。
2秒くらい・・・と思った方も多くいらっしゃるかもしれません。
では、万が一の交通事故はどうしておきるのでしょうか?
1秒の気づきの遅れが重大事故に関わるのはなぜでしょうか?
人の目に情報が入ってから反応してブレーキを踏む時間を「空走距離」
ブレーキを踏んでから停止するまでの距離を「制動距離」をいい
この2つを合わせたもの、つまり人の目に情報が入り、完全に停車するまでの距離を「停止距離」といいます。
ながら運転は、ブレーキに反応するまでの「空走距離」を伸ばしてしまい、結果として停止距離が大きくかわる結果となるのです。
今回はこの「停止距離」について書きたいと思います。
先ほど書きましたように
停止距離(合計)=空走距離(ブレーキを踏むまでの距離)+制動距離(ブレーキを踏んでからの距離)
【空走距離の計算】
「反応時間」は情報が目に入ってからブレーキをふむまでにかかる時間です。
ブレーキをかける前の速さを、時速●kmを秒速に直すと1秒当たり進む距離がでます。
時速60kmの場合
1時間で60km
1分で1km
1秒で16.6m
スマホなどの「ながら運転」をしていた場合に、
反応が遅れ停止距離が延びるということになります。
一般的に人の目に情報がはいってから反応するまでの時間は「0.75秒」または「1秒」程度と言われています。
【制動距離】
、
v初速度、μ動摩擦係数、g は重力加速度としたときに
2μg分のvの2乗
む、難しいですね
つまり、制動距離は速さの二乗に比例します。
つまり、速さを2倍、3倍に増やしていくと、制動距離は4倍、9倍に増えていきます。
※タイヤや路面状況によってもμ動摩擦係数は変わってきます。
雨の日など滑りやすい路面ではμ動摩擦係数は小さくなり制動距離が長くなるということです
【空走距離の計算】
「反応時間」は情報が目に入ってからブレーキをふむまでにかかる時間です。
ブレーキをかける前の速さを、時速●kmを秒速に直すと1秒当たり進む距離がでます。
時速60kmの場合
1時間で60km 1分で1km 1秒で16.6m
一般的に人の目に情報がはいってから反応するまでの時間は「0.75秒」または「1秒」程度と言われています。
【通常運転での停止距離は?】
路面状況などによってもかわりますが、
一般的な路面・タイヤの状況で空走距離が1秒停止距離は
時速 20kmの場合約8m
時速30kmの場合約14m
時速40kmの場合約22m
時速50kmの場合32m
時速60kmの場合44m
時速70kmの場合=58m
※路面や運転手の疲れなどの状況によっても変わります
【ながら運転での空走距離が伸びた場合】
上記空走距離の計算をもとに
60kmの場合、気づくのが1秒遅れることによって16.6m停止距離が延びることになる
すなわち、対象の人やモノに速度が落ちていない状態での衝突・事故となるということです。
すなわち、重大事故を起こす可能性が大きくなるのは目に見えてわかります。