交通事故裁判事例②

自転車の衝突事故で、約9500万円という高額な支払命令がでました。
その内訳はどうなっているのでしょうか?

①介護費用 約3940万円

②事故に遭い得るはずべき利益の損失額 約2190万円

③慰謝料 2800万円

という内訳だそうです。

裁判所の考えとしては、

①は女性の介護費用を1日8千円と計算し女性の平均寿命と掛ける事で算出

②専業主婦の休業補償を月額23万円として、平均寿命と掛ける事で算出

そうして計算された金額に治療費など諸経費を加え合計約9500万円を
加害者母親に対し被害者女性へ約3500万円、被害者へ保険金を支払った保険会社に6000万円の支払いを命じました。

今回のケースは、被害者女性の意識が戻っていないことで慰謝料が高額となったようです。

保険加入義務が無い自転車事故をめぐっては、賠償額が高額になることが多く支払いが出来なく自己破産に至る例も少なくないそうです。

こういった事例の増加により自転車保険の充実と加入義務を目指した動きもあります。

自転車によく乗られる方は、それだけ事故が発生する確立が高くなります。
自動車保険の特約で自転車保険がついている事もありますので、ご確認の上ご加入される事をオススメします。

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